株式投資は元本保証ではないため、損するリスクは多かれ少なかれあります。しかし、リスクを最小限に抑える銘柄の選び方はあります。今回は私の銘柄の選び方についての記事です。
はじめに
その時は購入するタイミングで良い銘柄でも、時期を外せば、お勧めではなくなってしまうことも多いため、今回は、具体的なお勧めの銘柄のご紹介はしていません。
ご紹介するのは、具体的な銘柄の「選び方」です。その点はご承知おき下さい。
損失を出しにくい銘柄とは
私の今までの銘柄の選び方のルールは以下の通りです。
今のところ、NISAが始まった年より株式投資を始めて、年平均10%以上で運用できているので、まだ、自分なりの基準がない方は、参考にしていただければと思います。
- 分散投資
- 基本的に株価が1,000円以内の銘柄
- 配当金+優待で利回りが5%以上
- 業績に不安がない
- 有利子負債額が利益余剰金よりも少ない
- 継続的に配当がある
このルールを守って購入した銘柄でも、含み損になることはあります。
ただし、今のところ、含み損になっても5年以内には株価が回復してプラスに転じているため、リスクは極めて低いのではないかと思っています。
実際に購入する銘柄を選んでみる
もっと効率が良い探し方があるのかもしれませんが、とりあえず、私が銘柄を選んでいる方法をご紹介します。
STEP1:株価の利回りと優待内容をチェックする
まずは、証券会社ごとにサイトに銘柄スクリーニングなどの機能や、株式情報を提供しているサービスを利用して銘柄を探します。
私は「Yahooの株式ランキング:配当利回り(会社予想)」「MINKABU:配当+株主優待利回りランキング」を使うことが多いです。
自分が欲しい株主優待や株価を考慮して「配当金+優待で利回りが5%以上」の銘柄を選んで、メモしておきます。
STEP2:メモしておいた銘柄の情報を確認する
メモしておいた銘柄を1つずつ、四季報を見ながらチェックしていきます。
四季報は、証券会社のホームページで見ることができるところが多いです。
今回は私が利用しているSBI証券のサイト画面で説明していきます。
企業概要を確認する
①その業種の中での、シェア率の高さは安心材料の1つになります。ただし、そこだけで安心せず、全体をきちんと読み、不安要素がないかを確認しましょう。
②優良な企業が株主となっているところは安全性が高いです。しかし、自分が知らない企業ばかりが株主でも、良い企業はあります。必要以上に気にすることはありませんが、最初のうちは選択の基準の1つにすると良いです。
財務状況を確認する
①配当が定期的にあるのかを確認。一時的に高配当になっている銘柄もあるので必ず確認しましょう。
②利益余剰金と有利子負債を確認。有利子負債が利益余剰金を上回る場合は、購入を控えたほうが無難です。ただし、ソフトバンクのように、有利子負債が多い企業でも、安定した高配当がある企業もあります。業績なども合わせて検討したほうが良いでしょう。
業績を確認する
以下の見本の画面はSBI証券のものですが、ほかの証券会社のホームページ、Yahoo!ファイナンスでも多少レイアウトが異なりますが、同じ内容のものを見ることができます。
①この箇所で確認する点は、マークと日付です。太陽・曇り・傘のマークがあります。
意味を簡単に説明すると、太陽は「良い」、曇りは「まあまあ」、傘は「悪い」。
日付は赤い下線で引いた箇所のことです。見本の画面は本決算ですが、ほかに第1四半期・第2四半期・第3四半期があります。日付の前後は株価が変動しやすいので、個人的には、その日にちが過ぎて株価が安定してから、購入の判断をすることをお勧めします。
②業績予想の棒グラフです。マイナスの場合は、購入をやめたほうが無難です。有利子負債が利益余剰金よりも少ない企業でも、配当金ゼロになる場合があります。
STEP3:購入株価を決める
年初来安値(その年に付けた最も安い値段)と年初来高値(その年に付けた最も高い値段)とチャートを見て、適正価格を考えます。
適正価格といっても、私も未だによく分からないので「年初来安値と高値の中間よりも下の金額」を目安にしています。
「PER」「PBR」とは?
私は「PER」「PBR」をイマイチ理解できていないのですが、結果的に自分のルールで選んだ銘柄は「PER」「PBR」が低いところが多いです。
株式投資で耳にする機会が多い「PER」「PBR」を少し説明しておきます。
おわりに
今回は、私の銘柄の選び方をご紹介しました。
選び方のポイントは人それぞれですが、購入する際に、何か参考になる点があれば嬉しいです。