株式投資初心者に優しい銘柄とは?

【セミリタイア資金】1,000万円への道

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欲しい銘柄がある方は別ですが、
特にない方はどの銘柄を選べば良いか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
初心者の方にも買いやすい銘柄のポイントとお勧め銘柄をご紹介します。

初心者に優しい銘柄のポイント

まずは、安全性が高い銘柄を購入できるポイントを【株式投資】損しない銘柄の選び方とはに、まとめてあるので、そちらで内容をご確認下さい。
そのポイントにプラスした初心者に優しいポイントを3つご紹介します。

配当金が年2回ある

配当金はあおぞら銀行のように年4回あるところもありますが、
ほとんどは年1回または年2回(中間配当・期末配当)です。

年2回に比べて年1回の場合は、
権利日落ちの株価の下落が大きく、株価の回復が遅いものが多い印象です。

含み損を抱えてしまった場合、年1回よりも年2回配当のほうが、
少しでも先に含み損の分を回収していけるので、気持ち的にラクです。

同じような条件の銘柄であれば、1年目の株式投資では年2回配当のほうを選んだほうが
精神的には良い気がします。

株主優待がある

株主優待のある銘柄は、権利日に向かって株価の上昇や株主優待の内容変更など、
株価の動きが分かりやすい銘柄が多いので、
初心者の方にも分かりやすくて、良いのではないかと思います。

それに、配当金も嬉しいのですが、
株主優待の品が届くと「株主になったんだ」という喜びを実感できます。
これは私だけかもしれませんが、
初めて株主優待の品が届いた時は、嬉しくて家族に見せまくりました(笑)

ナンピンしやすい銘柄

1年目は購入する株は株価が小さいナンピンしやすい銘柄にしたほうが安心です。
具体的に言うと、600円代までで購入できる銘柄です。

株式投資1年目は含み損を少しでも抱えると不安な気持ちが大きくなりやすいので、
ナンピンをしやすい銘柄を意識的に選ぶことをお勧めします。

3つのポイントを満たしたお勧めの銘柄

「初心者に優しい銘柄のポイント」3つを押さえた、私のお勧めの銘柄をご紹介します。
各銘柄にコメントも付けてみました。参考になれば嬉しいです。

日本フエルト

紙・パルプ用フェルトの国内市場をイチカワと二分している企業です。

株 価 421円(2023.11.24終値)
本日の株価はこちら
年初来高値:442円(23/09/14)
年初来安値:398円(23/01/04)
配当金 13円(1株)
優待内容 100株(QUOカード)
継続保有1年以上:300円相当、3年以上:600円相当
300株(QUOカード)
継続保有1年以上:1,000円相当、3年以上:2,000円相当
権利月 3月(年1回)
条件など 継続保有 1年未満は株主優待はなし。
ほかの区分(1,000株以上)もあり。

配当金+優待で5%の利益を得るのには、
継続保有3年以上で100株の場合は380円、300株の場合は394円です。

年初来安値から5%の利益を得られる株価で購入できる可能性は無くはありませんが、
全体的に株価が高めになっているため、将来の増配を期待しつつ、
もう少し株価が下がった時に購入を検討して見ると良いかなと思います。

ちなみに現時点(2023.11.24終値)での継続保有3年以上の場合は、
100株は約4.3%、300株は約4.67%です。

日工

土木用プラントメーカーで、アスファルトプラントで首位の企業です。

株 価 669円(2023.11.24終値)
本日の株価はこちら
年初来高値:697円(23/09/19)
年初来安値:608円(23/01/10)
配当金 30円(1株)
優待内容 100株(QUOカード又は寄付)
継続保有1年以上:500円相当
500株(優待品・寄付のいずか)
継続保有1年以上:優待品1口(1,000円相当分)、
3年以上:優待品2口(2,000円相当分)
権利月 3月(年1回)
条件など 継続保有 1年未満は株主優待はなし。
ほかの区分(2,000株以上)もあり。

配当金+優待で5%の利益を得るのには、継続保有1年以上で700円。
現時点(2023.11.24終値)株価669円の場合、100株では5.23%。
年初来高値よりの株価とはいえ、現時点の株価なら購入しても良さそうです。

高配当株のため(現時点で配当利回り4.48%)、
株主優待の区分を気にせずにナンピンしやすいのではないでしょうか。

ネツレン

電気による鋼材焼き入れ(誘導加熱加工)の大手企業です。

株 価 998円(2023.11.24終値)
本日の株価はこちら
年初来高値:1,078円(23/09/20)
年初来安値:637円(23/01/05)
配当金 48円(1株)
優待内容 100株(QUOカード+寄付)
継続保有1年以上:1,000円相当+寄付100円
権利月 3月(年1回)
条件など 継続保有 1年未満は株主優待はなし。

配当金+優待で5%の利益を得るには継続保有1年以上で1,160円。
現時点(2023.11.24終値)の株価で約5.8%。

高配当株(現時点で配当利回り4.81%)のため、
株主優待の区分が1つだけでもナンピンしやすい銘柄です。

ただし、1,000円近い株価の場合(年初来安値は637円なので来年は分かりせんが)、
ナンピンするなら2年目以降にしたほうが良いでしょう。

継続保有条件なしのお勧め銘柄

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3つのポイントは満たしていませんが、買いやすい銘柄をご紹介します。

※記事作成時にお勧めの銘柄にした「グローセル」ですが、マクニカホールディングス傘下のマクニカがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化される予定となりました。

東海運

太平洋セメント系でアジア船ターミナル業務が主柱の企業です。

株 価 282円(2023.11.24終値)
本日の株価はこちら
年初来高値:381円(23/04/17)
年初来安値:276円(23/05/30)
配当金 6円(1株)
優待内容 100株(QUOカード)500円相当
1,000株(QUOカード)3,000円相当
権利月 3月(年1回)
条件など 継続保有条件なし。

配当金+優待で5%の利益を得られる株価は220円。
年初来安値から考えても、この株価になる可能性は極めて低いです。

でも、配当は年2回あり、継続保有条件がなく安いところが魅力です。

5%にも届かず高配当株でもありませんが、
現時点(2023.11.24終値)株価282円で配当金+優待は約3.9%と4%近い利回りが。

初めての株式投資で高い銘柄を購入することに抵抗がある方には、
購入しやすいのではないでしょうか。

おわりに

今回は「株式投資初心者に優しい銘柄とは?」の記事でした。
売却益を取るためにグローセルは売却しましたが、それ以外は全て今でも私が保有している銘柄です。

ご紹介した銘柄は業績に傘マークが付いているもの多いのですが、赤字ではなく有利子負債よりも利益剰余金が多い企業を選んだので、安全性が高いのではないかと思います。

ただし、来年になればまた状況が異なる可能性もあります。
あくまで参考情報ということで、投資は自己責任でお願いします。

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